〜ラテール喫茶-空想庭園-〜

エンチャントについて
アイテムエンチャント アイテム強化 ダウンエンチャント


「ようこそ、お馬鹿さぁん」

「(ビクッ)だ、誰ですか!!」

「我ハ世界ヲ破滅ニ導ク魔王ノ子ニシテ世界ノm・・・・」

「ただの"カンカン王"もとい"カーカー王"よ」


「お姉ちゃんのお知り会いですヵ?」

「なっ、違ッ」

「腐れ縁なのよ、根っからの魔術師でいつも一人でエンチャントしてるのよ」

「・・・」

「カーカー王さんよろしくですッ♪」

「・・・」

「ところでエンチャントやカーカー王って何なのですぅ?」

「(プイッ)」

「私が説明するわね」

「な、わ私が説明してあげるわ!」

「(悪い人では無さそうですね〜)」

「エンチャント(enchant)は魔法をかけるという意味、主にRPGで使われてるの」

「(キャラ被ってないかしら・・・心配ね)」

「これを説明する為に、まずオプションというものを教えてあげるわ、これをご覧なさい」


「あ、ボクの最初に貰った防具と違って[Lv.1 防御力+3]がついてます!」

「良い所に気がついたわ!なかなか見所があるじゃないボク、それが"オプション"よ」

「お姉ちゃんに鍛えられてますからねっ♪Lv.1って所が気になるです」


「眠いゎ・・・帰る」

「あっ、お姉ちゃんッ!!」

「(ふぅ)大丈夫よ、あれで照れてるだけだわ、話を続けるわ」

「(こっちのお姉ちゃんと二人きりはまだ怖いですぅ〜)」

「[エンチャント オプション可能レベル:1]とあるのが分かるわね」

「はいっ!」

「呼んで字の如くこれがオプションの能力の上げられる限界値になるわ」

「と、言う事は・・・。この防具にはもうLv.1防御力が付いてるから限界値なのですね?」

「そうなるわ、それと耐久度がある事も今の内に頭に叩きこんどきなさい」

「は、はいっ!わかりました。」


序章〜アイテムエンチャント〜


「ちなみにさっきの防具に新しいオプションを一つだけ付ける事も出来るわ」

「そうなのですヵ!ボク攻撃力がもっと欲しいです!」

「あなたは愛でられる者であって攻撃力なんて不必要なのだけど・・・、説明するわ」

「お願いしますっ!」

「まずはアイテムインベントリを開きなさい、初期ショートカットは"I"キーよ」


「何にも持ってなかったです・・・」

「そのようね、説明には問題ないわ」

「ボク実はまだ敵を倒した事もなk」

「左下のアイコンが左から[個人商店][アイテムエンチャント][アイテム強化][アイテム延長][ペット][レベルダウンエンチャント][宝石箱]よ」

「こ、これが噂のスルースキルってやつですね・・・?」

「新しいオプションを付けたい時にはアイテムエンチャットで出来るわ、開いてみなさい」

「やっぱりこのお姉ちゃんなんか怖いですぅ・・・、あ、はいっ!」


「アイテムインベントリの右側にこんなの出ました!」

「そうね、それがエンチャント窓よ、説明は既に書いてある通り、戦闘装備を登録すればいいわ」

「登録したけど右側に何入れればいいのか全然わからないですぅ〜」

「ggrks」

「ヒィッ」

「いいわ、私がやるから見てなさい」


「試しに筋力パズルにしてみたわ、ここは好きなパズルを入れられるのだけど・・・、パズルは敵が落としたりNPCから買ったりできるわ」

「ほら、ボク?そんな遠くにいないで実行押してみなさい?」

「(ズルズル)」

「壊れないといいけど・・・」

「(このお姉ちゃん絶対マナー講座見た方がいいと思う・・・)成功しました!」

「良かったわ、もう一度その装備を見てみなさい?」


「[Lv.1筋力+1]が付いたみたいですッ!」

「それがいわゆるエンチャントよ、分かったかしら?」

「やってみると簡単でしたッ!このままLv.2にしてみるですっ♪」

「ちょっと待ちなさい、そのままじゃLv.2は付けられないの」

「そうなのですヵ?」


第二部〜アイテム強化〜


「オプション可能レベルが1だから仕方ないわ、アイテムインベントリから[アイテム強化]を選びなさい」


「さっきと少し違うみたいです?」

「エンチャットは好きな能力をパズルで強化できるけど、アイテム強化は決められたアイテムで装備自体を強化するものなのよ」

「メモしておきますッ!」

「今回は下級強化カプセルと普通鉱石3つね、入手方法はwikiで検索すれば出てくるわ」

「やり方はさっきの同じなのですね、分かりやすいです、完成ッ♪」

「そしたら次はそれにまたエンチャントしてみるといいわ」

「え?あの・・・、エンチャント可能レベルが1のままなのですけど・・・」

「・・・」

「アイテムを強化したからと言ってエンチャット可能レベルが上がるとは限らないのよ、やり方は最初のエンチャントと一緒でLv.2のパズル、Lv.3のパズルで強化していけばいいの」

「あら?あなた寝てたのじゃなくて?」

「不安で帰って来てみれば案の定だったわ、耐久度の説明もしたのかしら?」

「・・・」

「強化やエンチャントをすると耐久度が減って成功率が下がっていくの、耐久度が100を切ると急に壊れやすくなるから気をつけた方がいいわね」

「これから説明する所だったわ・・・」

「あなたが説明するといつも壊して何も残さないじゃない!」

「な、ななななんなのあなたッ!!」

「なによ?間違った事言ってる!?」

ワイワイガヤガヤ


「さて、と。セルキー姉目指して槍の強化してみよーっと♪」


第三部〜ダウンエンチャント〜


「はぁい♪また会ったわね。」

「今回はカーカー王さんがダウンエンチャントというものを説明してくれるらしいです♪」

「ちょ、ちょっと!その呼び方は何なのよ!」

「お姉ちゃんがそう呼べって・・・」

「あいつ・・・消し炭にしてやる!ブツブツ」

「(ビクッ)ま、まぁまぁ、ところでダウンエンチャってどういうものなのですか?」

「そうねぇ・・・ボクはどういうものだと思う?」

「んーっと、字面的にエンチャントした能力を下げる・・・ですか?(話をそらせたよ僕やったよ、セルキー姉!)」

「残念、そういったものもあるのだけれども、ダウンエンチャは違うわ」


「正式名称はレベルダウンエンチャント(通称:ダウンエンチャ、LDE)、こう聞くとピンと来る人もいるかもしれないけれど、装備アイテムの制限レベルを引き下げるものなのよ」

「制限レベル・・・ですか?」

「そう、下のアイテムを御覧なさい」


「あ、これはエンチャントの説明をしたときに強化で作ったものですね!」

「そうね」

「んーと、制限レベルって書いてますね、6?」

「そう、そこに書いてある数字が制限レベルなの。6というのは、レベル6以上のキャラクターしか装備できませんって意味なのよ」

「なるほどです!ところで何故二つ制限レベルが書いてあるんですか?全く同じことが書いてありますけど・・・」

「それについては後で説明するわ」

「はいっ」

「ここまで来たら分かるわよね?レベルダウンエンチャントとは、装備制限のレベルを下げる事で本来レベルが足りなくて装備できない装備を装備できるようにするってことなの」

「じゃあ、僕も凄く強い装備を手に入れてレベルダウンエンチャントをすればセルキー姉のように強くなれるんですね!?」

「残念だけどそれは出来ないわ、レベルダウンエンチャントの上限は10と決まっているの。つまりレベル1のあなたは制限レベル11の装備までしか装備できないってわけ」

「なんだぁ・・・ちょっとがっかりです」

「ボクは強さなんて求めなくてもいいのよ・・・その可愛さが何よりの武器だわ」

「ねぇ、もっとこっちに来なさいよ・・・」
「ヒィィー(この人怖すぎますッ!!)」

「なによつれないわねぇ、まぁいいわ実際にレベルダウンエンチャントをやってみましょう」

「(ほっ。)あ、でもおねーちゃんがカーカー王さんはエンチャントしては壊しまくるって言ってましたよ・・・?大丈夫なんですか?」

「失礼ね!好きで壊してるわけじゃないわよ!」

「(壊してることについては否定しないんだ・・・)」

「まぁ、今回は大丈夫よレベルダウンエンチャントは絶対に壊れないから」

「下げ放題ってことなんですか〜ッ?」

「あなたは少し落ち着きなさいな、レベルダウンエンチャントにはお金がかかるの」

「やっぱりそんなにおいしい話はないですよね・・・」

「レベルダウンエンチャントは一回で1〜3制限レベルを下げることが出来るわ」

「でも・・・お高いんでしょう?(このセリフ言ってみたかったんだっ♪)」

「どっかで聞いたセリフねぇ・・・?かかる費用は"装備を店に売ったときの値段"×下げるレベル数×2よ」

「それじゃあさっきの天然革ブラウスを制限レベル1に下げるには180×5×2ということで1800エリーあれば足りるって事ですね!」

「ところがそうもいかないのよねぇ」

「えぇ?」

「レベルダウンエンチャントは壊れることがないとさっき言ったけれども、失敗することはあるの、失敗すると下げようとした制限レベル分だけ制限レベルが上がることになるわ、上がるといっても元の制限レベル以上にはならないからそこは安心するといいわ」

「どういうことなんです?」

「簡単な例を出すと
制限レベル6から3ダウン→成功 制限レベル3
    制限レベル3から2ダウン→失敗 制限レベル5
    制限レベル5から3ダウン→失敗 制限レベル6
とこんな風になかなか終わらないこともあるわ」

「泥沼ですね・・・」

「そういうことなの、だからお金がいくらですむか分からないのよ」

「お小遣い足りるヵなぁ〜・・・」

「強化をして、さぁレベルダウンエンチャントをするぞー、って時に泥沼にはまってお金がなくなり、装備できるものもなくなるということもありえるから、簡単に強化してしまわないようにね」

「そう聞くとなんだか怖いもののような気がしてきました・・・」

「大丈夫よ、3Lvダウン程度なら一回の成功でいいからそこまで搾り取られないわよ。流石に7Lv以上のダウンになってくると厳しいけど・・・」

「では、制限レベル−自分のレベルが3になったときに強化をすればいいのですね!」

「その考え方で基本的にかまわないわ」

「そうと分かればやってみるです!」

「ただし!!はじめのうちはすぐにレベルが上がるから、どうしても装備したいものがあるとかどうしても今の装備じゃ厳しいって時以外はレベルダウンエンチャントに手を出さなくてもいいと思うわよ」

「でも強い装備の方が良くないですヵ?」

「それを強化をするとレベルダウンエンチャントは元に戻ってしまうから、強化のたびにレベルダウンエンチャントをしなおさなきゃならなくなって大変、という欠点があるわ」

「レベルダウンエンチャントするよりレベル上げた方が良い場合もあるんですね〜」

「少し話が長くなってしまったわね、実際にやってみるわよ」

「おー!」

「じゃあ、さっきの天然革ブラウスを制限レベル1までレベルダウンエンチャントしてみるわね」

カンカンカン カンカンカン カンカンカン ・・・ カンカンカン カンカンカン


「あ、あの代わりましょうか?」

「う、うるさいわねっ!私に出来ないものがあなたなんかに出来るわけがないでしょ!出来なくて「ごめんなさいお姉様」って泣き出すに決まってるわ!さぁ、ほら!やってみなさい!そして泣き喚くがいいわ!」

「怖いよぉ・・・セルキー姉・・・お姉ちゃん・・・」

カンカンカン カンカンカン


「あ、出来ました!」

「ほーら、だから難しいって・・・・ええええ!ああああなた、まさか自分のほうが優れてるなんて思ってないでしょうね!」

「(怖い上に面倒なお姉さんだよぉ・・・)そ、それより説明のほうを・・・!」

「ッ/// 私としたことがつい取り乱してしまったわごめんあそばせ」


「完成したものがこれよ。何か違いが分かるかしら?」

「あ!青字のところの制限レベルが1になってます!」

「そう、つまりはそういうことなのよ」

「手間を省かないでくださいッ!」

「だってもう分かるじゃない・・・」

「ボクが他の人に説明する時困るじゃないですヵ!」

「この青字の制限レベルは現在の制限レベルということなの、黒字の制限レベルはもともとの制限レベル、つまり、そのアイテムが装備できるかどうかは青字の制限レベルを見るとわかるってこと。まぁ、拾ったものや店で買うものはどちらも同じレベルだからあまり気にしなくていいけどね、こんなところかしら?」

「(この人今回喋り過ぎです・・・説明好きなのかな?ちょっとおせっかい焼きのいい人なのかも・・・?)」

「他に聞きたい事が無ければこれぐらいだわ」

「あ、あの、ありがとうございますっ!黒姉さん♪」

「黒姉さんって何よ・・・"さん"なんてつけなくてもよくてよ?///」

「そうですヵぁ?それじゃ改めてありがとですっ!黒姉♪」

「さ、さぁ、そんな事より早くその天然革ブラウスを装備するのよ!」

「は、はいぃっ!」

「(もうあいつにバカなんて言わせないんだからッ)」

「あ・・・これ女の子用の装備です」

「・・・」

「・・・」

「大丈夫だわ!あなた可愛いもの!!」

「な、なな、何言ってるんですか!無理なものは無理ですっ!」

「うるさいわね!男の娘というジャンルを知らないの!?早く着なさい!!」

「ヒィー、やっぱりこのお姉ちゃん怖いよぉーー!!」

「こらっ!何してるのおばかッ!」

「(ま、またバカにして・・・グスン)」


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